手塚治虫 先生
私にとって手塚治虫先生といえばSFマンガの人です。
SF以外のジャンルはほとんど読んでいません。
最初にはまったのはサンコミックスの「鉄腕アトム」
単行本3冊分くらい展開した「アトム今昔物語」というエピソードが内容密度が濃くて凄かった。
それから「ロボイド」
アトム達ロボットと、ロボイドと呼ばれる他の星から来たサイボーグとロボットの中間みたいなのが
各5名ずつくらいの代表を出して戦ってどんどん減っていくバトルロワイアル方式で、最後に残るのは誰だ?という感じで、
この中で映像の出るレコードというのが登場しまして、見事に光学ディスク文化の到来を的中させています。
週刊連載の形で初めてはまったのは、少年マガジンの「未来人カオス」
友人の裏切りで砂漠の惑星に島流しにされた主人公が、サバイバルしてのし上がり、宇宙商人のようになって、
友人への復讐を果たすかどうか?みたいな感じで、最後は打ち切りっぽい終わり方なんですが、
結構意外性があった気がします。
その後は、少年チャンピオンの「プライムローズ」
身体を石のように固くする特殊能力を持つ種族の娘が主人公なんですが、
あまりに性格がキツくてじゃじゃ馬で、キャラクターの性格設定失敗したんじゃ……と思ってたら、
連載半年後くらいから第2部みたいな形になって、主人公は急にしとやかな人格になりました。
チャンピオンでの最後のSF連載作品が「ゴブリン公爵」
燈台鬼と呼ばれる、頭に無数のロウソクの灯を載せた遺跡ロボットが活躍する作品で結構好きでした。