edamamesakuraの部屋

趣味で描いてる漫画や、好きな作家さんについて書いています。

いわしげ孝先生

本の学校や教育の在り方に違和感を感じている主人公の柴田ハルとその友人達は、テレビの討論番組に生出演し、
各界の識者やタレント達と議論を戦わせる、というのがビッグコミックスピリッツに連載されたいわしげ孝先生の「ジパング少年」前半の大きな山場でした。
後半は友人の一人がペルー出身で、彼の生まれ故郷へ渡り、そこで宝を探すという展開になります。
主人公が自身の考えを突き詰めていくと、どうしても狭い日本の中で考え続けるのは不自然となり、世界へ出て広い視点を得る為の挑戦は不可避の行動でした。
そして得た答えは……忘れてしまいましたが、少年は確実に逞しい男へと成長していました。

 

 

90年代前半にビッグコミックスペリオールで連載された「ばんえい駆ける」
ばんえいという名前は北海道のばんえい競馬とリンクしていますが、彼が北海道出身だったかどうかは失念…
舞台は東京の大型書店で、主人公はそこの書店員。
テレクラで知りあった女性に会う約束をすっぽかされ、再会を果たすべくわずかな手掛かりを頼りに東京中を探し回ります。
彼女は、自分を幸せだと言っている。だけどその声が幸せそうには感じられなかった。だから確かめたい。
と、書いても訳がわからん理屈と思われるでしょうが、「ふぞろいの林檎たち」みたいなテイストに共感出来る人なら、
読めばあぁわかる、となると思います。