edamamesakuraの部屋

趣味で描いてる漫画や、好きな作家さんについて書いています。

2019-01-01から1年間の記事一覧

サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019 “キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!" だと!? ふざけるな!!

サザンオールスターズが今年3月から行った40周年記念ライブツアー。経済的な事情で会場へは行けませんでしたが、今回ようやくブルーレイでその公演を観る事が出来、ボーナスディスクも含めて幸福な時間を過ごさせて頂きました。 とはいえ、眼精疲労による不…

水村美苗 「続 明暗」

(Amazonのアフィリエイトに2度目の申請をしましたが脚下されてしまいました。諦めて、今後はなるべく楽天アフィリエイトを添付しようと思います。これで多少なりとも楽天ポイントが溜まればうれしいのですが) 今回紹介するのは、水村美苗さんの「続 明暗」…

宮部みゆき「模倣犯」

雫井作品に出会う前は、宮部みゆきさんにハマってました。更にその前は松本清張作品に一時期ハマってたのですが、どの作品も結末が淡泊で、もう少し余韻に浸らせてくれーという不満がありまして、丁度その頃、古本屋で分厚い文庫本「理由」を手に取り、これ…

増田みず子「隅田川小景」

増田みず子さんは好きな作家さんなのですが、内容はあまり覚えていない。ストーリーというか、文章から漂う雰囲気とか、作者が投影されている主人公が、物凄く自分の中にすーっと入ってくる。私にとって、増田みず子の"私"が、村上春樹の"僕″みたいな存在の…

雫井脩介先生「望み」

最近は老眼やらドライアイやら眼精疲労やらで、長時間目を酷使出来なくなりまして、一番きついのは本の活字を追う作業でして、その為、あまり読書をしなくなりました。 久しぶりに手に取ったのが雫井脩介先生の最近の作の「望み」でして、相変わらず簡潔で読…

斉藤由貴「恋する女たち」

今まで監督名の次に作品タイトルでブログを書いてきましたが、今回は主演女優の名前を持ってきました。 1985年の東宝の正月映画「雪の断章」で気になりだした斉藤由貴。翌年の86年の正月は大森一樹監督による「恋する女たち」が公開されました。パンフレット…

市川準監督『BU・SU』

私はサザンオールスターズのファンでして、87年当時、原由子さんがリリースした「あじさいのうた」という曲が好きで、その曲が主題歌になっているという理由で、今は無き歌舞伎町の映画街でこの映画『BU・SU』を観ました。 東京の映画館で最初に観たのが相米…

相米慎二監督「雪の断章 -情熱-」

追記 2021年6月19日 8月にブルーレイ出るのですね。東宝さんもっと宣伝お願いします。 tower.jp 雪の断章-情熱- [Blu-ray] 斉藤由貴 Amazon ブルーレイには斉藤由貴さんのインタビューやメイキングが付くそうです。 雪の断章-情熱-<東宝DVD名作セレクション>…

相米慎二監督「台風クラブ」

1985年、第1回東京国際映画祭のヤングシネマ部門で大賞を取った相米慎二監督の「台風クラブ」受賞効果でこの作品は浜松でも上映されました。 私は相米監督の名前を知らなければ、代表作で超有名な「セーラー服と機関銃」も未見でした。何の予備知識もなく、…

天才監督木下惠介

仕事を探して大阪に住んでいた頃、図書館で一冊の本に出会いました。「天才監督木下惠介」ここに出てくる映画監督、木下惠介(きのしたけいすけ)は私の地元静岡県浜松市の出身です。私はこの人の事を全然知りませんでした。 新編天才監督木下惠介 作者: 長…

この後

この後、安達哲、土田世紀、先生についてレビューを書く予定でいました。 安達先生の「キラキラ!」を読んで、自分の今までの人生の薄っぺらさ、盲目さを突き付けられたような気がしました。 最終回、ヒロインが主人公に言う「神様と私、どっちを信じる?」…

いわしげ孝先生

日本の学校や教育の在り方に違和感を感じている主人公の柴田ハルとその友人達は、テレビの討論番組に生出演し、各界の識者やタレント達と議論を戦わせる、というのがビッグコミックスピリッツに連載されたいわしげ孝先生の「ジパング少年」前半の大きな山場…

吉田窓先生

80年代後半の少年チャンピオンに登場した吉田窓先生。立原あゆみ先生のアシスタントだったそうで、少年漫画と少女漫画のハイブリッドのような清潔感のある絵柄で、チャンピオン伝統のヤンキーマンガを描き、それが新鮮でした。 「房総暴走族ブラック金魚」「…

狩撫麻礼、中村真理子先生

90年代初頭のビッグコミックスピリッツはかなり尖がった漫画週刊誌で、時代の価値観をコミックで変えたり動かそうとしているかのような、野心と活気、冒険心に満ち溢れていました。その中で、バブル景気で浮かれた世の中の風潮に流されないぜ!みたいな作品…

小野新二先生

「愛と誠」などを描かれた劇画作家なかやす巧先生系統の絵柄でありながら、みやたけし先生やあだち充先生の描く女性キャラに魅了されていた当時、小野先生の描くロングヘア―の女性キャラはそれに優るとも劣らぬ魅力がありました。 その女性キャラはいずれも…

六田登先生「RETURN」「シネマ」など

「ヤングマン」終了後も六田先生はいろんな雑誌で精力的に連載され、その中で特に好きだった作品をいくつか。 「RETURN」漫画アクションで連載された自転車レース物で、結構面白かった記憶がありますが、すぐ終わってしまいました。主人公の口癖が「前…

六田登先生「ヤングマン」

「F-エフ-」連載中、六田先生は並行してバイクレース物の「TWIN」SF物の「バロン」昭和の時代の流れと並行して殺人鬼の生涯を描く「ICHIGO」等々を並行して連載してました。立ち読みだと内容を把握するのが難しかったので、読んだり読まなかった…

六田登先生「F-エフ-」

六田先生は作品数が多いのですべて読んでるわけではないですが、やはりこのモータースポーツの聖典が代表作でしょう。F1ドライバーを目指す主人公の赤木軍馬のドラマと、政界進出を目指す財閥の社長である父、赤木総一郎のドラマが、平行して展開していく…

六田登先生「陽気なカモメ」

ボクシング物です。主人公、日高瞬は大阪出身でスリの名人。その手癖の素早さを見込まれてボクシングジムに住み込むことになる。そこのお嬢さんの渚に一目ぼれして、彼女の為にチャンピオンになる決心をする。 六田先生は大阪出身ですが、関西弁の主人公とい…

六田登先生「その名もあがろう」

大ヒット作「ダッシュ勝平」の後に連載された作品です。主人公のあがろうはギターを弾きながら歌を歌う。するとその歌の力で周りの物が壊れたり割れたりする。そしてなぜか空を浮き上がる能力を持つ。 当時、少年チャンピオンの方で佐藤先生の「気分はグルー…

六田登先生「あばれ大海」

大阪府八尾市出身の漫画家、六田登先生の週刊連載デビュー作が「あばれ大海」主人公の名前が大海(たいかい)で、内容は覚えていませんが、とにかく主人公が型破りの大物だった印象が強く残っています。当時かなりハマってたようで、私は「あばれ太蔵」(た…

佐藤宏之先生「阿部一族」

今のところ佐藤先生が最後に手掛けた作品が、森鴎外の小説が原作の「阿部一族」リイド社が発行している時代劇専門マンガ誌に連載され、後に単行本化されました。 あらかじめ原作小説を読んでみたのですが…江戸時代、城主が死ぬと、その後を追って大勢の家臣…

佐藤宏之先生「樹里」

その後定期的にヤングサンデーで読み切り作品を描き、それをまとめた単行本が「銀の月」3話完結式の長い読み切りが2作収録されています。最初が「銀の月」女になって田舎に戻ってきたお兄ちゃんの話。次が「カプリチオ」偶然、拳銃を手に入れてしまった少…

佐藤宏之先生「以蔵のキモチ」

小学館へ移籍しての週刊連載がビッグコミックスピリッツでの「以蔵のキモチ」80年代後期の「少年チャンピオン」というのはかなり低迷していて、他の少年誌で描いていた作家さんが都落ちしてくる場所のようになっていました。そういう雑誌で描いていた佐藤先…

佐藤宏之先生「胡桃(くるみ)」

佐藤先生の最初の短編作品集。移籍した小学館のビッグコミックスピリッツに掲載された3作品と、移籍前に少年チャンピオンに掲載された2作品が収められています。 スピリッツの3作品は「純情3部作」という表題がつけられていますが、どれもイマイチな印象…

佐藤宏之先生「プリーズMrジョックマン」

「気分はグルービー」の最終巻手前くらいから徐々に絵柄が変化していきましたが、この作品の1巻目で、またもとのライトな感じに軌道修正しています。が、ご自身の画風の変化の流れには抗えず、3巻あたりで完全にヒートアップしてきます。作品の内容は中学…

佐藤宏之先生「気分はグルービー」

佐藤宏之先生のデビュー作にして代表作。高校生のロックバンド、ピテカントロプスエレクトスのドラマー武藤憲二が主人公。(ウィキペディアには健二とあるが、手元に単行本がないので確認出来ず…)女性メンバーがキーボードなのがサザンオールスターズみたい…

みやたけし先生「Shuji -修二」

みや先生の少年誌での最後の連載が「Shuji -修二」サーフィンを題材にしています。海辺の街での主人公とその仲間達による青春グラフィティ。最初はすごくいい感じで、石井いさみ先生の「750ライダー」みたいになっていくのを期待してたんですが、やはりライ…

みやたけし先生「めざせ一等賞」

今度は北海道を舞台にしたマラソンものです。しかし、主人公はどんくさくて絵柄もチャンピオンに移籍して以来、どんどん描線が太くなっていき、もう初期のような、少女漫画に近い繊細な絵を描いていたみや先生はここにいない… 連載当初は、とても平成の時代…

みやたけし先生 「風のフィールド」

少年チャンピオンに移籍しての第1弾が「わがまま空イブ」これは飛行機に乗った少年が主人公のファンタジーっぽい作品で、13回で終わってしまいました。やっぱりサッカーを題材にした作品が読みたいなと思っていたら始まった「風のフィールド」 舞台は高校サ…