edamamesakuraの部屋

趣味で描いてる漫画や、好きな作家さんについて書いています。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

いわしげ孝先生

日本の学校や教育の在り方に違和感を感じている主人公の柴田ハルとその友人達は、テレビの討論番組に生出演し、各界の識者やタレント達と議論を戦わせる、というのがビッグコミックスピリッツに連載されたいわしげ孝先生の「ジパング少年」前半の大きな山場…

吉田窓先生

80年代後半の少年チャンピオンに登場した吉田窓先生。立原あゆみ先生のアシスタントだったそうで、少年漫画と少女漫画のハイブリッドのような清潔感のある絵柄で、チャンピオン伝統のヤンキーマンガを描き、それが新鮮でした。 「房総暴走族ブラック金魚」「…

狩撫麻礼、中村真理子先生

90年代初頭のビッグコミックスピリッツはかなり尖がった漫画週刊誌で、時代の価値観をコミックで変えたり動かそうとしているかのような、野心と活気、冒険心に満ち溢れていました。その中で、バブル景気で浮かれた世の中の風潮に流されないぜ!みたいな作品…

小野新二先生

「愛と誠」などを描かれた劇画作家なかやす巧先生系統の絵柄でありながら、みやたけし先生やあだち充先生の描く女性キャラに魅了されていた当時、小野先生の描くロングヘア―の女性キャラはそれに優るとも劣らぬ魅力がありました。 その女性キャラはいずれも…

六田登先生「RETURN」「シネマ」など

「ヤングマン」終了後も六田先生はいろんな雑誌で精力的に連載され、その中で特に好きだった作品をいくつか。 「RETURN」漫画アクションで連載された自転車レース物で、結構面白かった記憶がありますが、すぐ終わってしまいました。主人公の口癖が「前…

六田登先生「ヤングマン」

「F-エフ-」連載中、六田先生は並行してバイクレース物の「TWIN」SF物の「バロン」昭和の時代の流れと並行して殺人鬼の生涯を描く「ICHIGO」等々を並行して連載してました。立ち読みだと内容を把握するのが難しかったので、読んだり読まなかった…

六田登先生「F-エフ-」

六田先生は作品数が多いのですべて読んでるわけではないですが、やはりこのモータースポーツの聖典が代表作でしょう。F1ドライバーを目指す主人公の赤木軍馬のドラマと、政界進出を目指す財閥の社長である父、赤木総一郎のドラマが、平行して展開していく…

六田登先生「陽気なカモメ」

ボクシング物です。主人公、日高瞬は大阪出身でスリの名人。その手癖の素早さを見込まれてボクシングジムに住み込むことになる。そこのお嬢さんの渚に一目ぼれして、彼女の為にチャンピオンになる決心をする。 六田先生は大阪出身ですが、関西弁の主人公とい…

六田登先生「その名もあがろう」

大ヒット作「ダッシュ勝平」の後に連載された作品です。主人公のあがろうはギターを弾きながら歌を歌う。するとその歌の力で周りの物が壊れたり割れたりする。そしてなぜか空を浮き上がる能力を持つ。 当時、少年チャンピオンの方で佐藤先生の「気分はグルー…

六田登先生「あばれ大海」

大阪府八尾市出身の漫画家、六田登先生の週刊連載デビュー作が「あばれ大海」主人公の名前が大海(たいかい)で、内容は覚えていませんが、とにかく主人公が型破りの大物だった印象が強く残っています。当時かなりハマってたようで、私は「あばれ太蔵」(た…

佐藤宏之先生「阿部一族」

今のところ佐藤先生が最後に手掛けた作品が、森鴎外の小説が原作の「阿部一族」リイド社が発行している時代劇専門マンガ誌に連載され、後に単行本化されました。 あらかじめ原作小説を読んでみたのですが…江戸時代、城主が死ぬと、その後を追って大勢の家臣…

佐藤宏之先生「樹里」

その後定期的にヤングサンデーで読み切り作品を描き、それをまとめた単行本が「銀の月」3話完結式の長い読み切りが2作収録されています。最初が「銀の月」女になって田舎に戻ってきたお兄ちゃんの話。次が「カプリチオ」偶然、拳銃を手に入れてしまった少…

佐藤宏之先生「以蔵のキモチ」

小学館へ移籍しての週刊連載がビッグコミックスピリッツでの「以蔵のキモチ」80年代後期の「少年チャンピオン」というのはかなり低迷していて、他の少年誌で描いていた作家さんが都落ちしてくる場所のようになっていました。そういう雑誌で描いていた佐藤先…

佐藤宏之先生「胡桃(くるみ)」

佐藤先生の最初の短編作品集。移籍した小学館のビッグコミックスピリッツに掲載された3作品と、移籍前に少年チャンピオンに掲載された2作品が収められています。 スピリッツの3作品は「純情3部作」という表題がつけられていますが、どれもイマイチな印象…

佐藤宏之先生「プリーズMrジョックマン」

「気分はグルービー」の最終巻手前くらいから徐々に絵柄が変化していきましたが、この作品の1巻目で、またもとのライトな感じに軌道修正しています。が、ご自身の画風の変化の流れには抗えず、3巻あたりで完全にヒートアップしてきます。作品の内容は中学…