edamamesakuraの部屋

趣味で描いてる漫画や、好きな作家さんについて書いています。

高橋和巳「邪宗門」

今現在、ある小説のコミカライズを、著作権を管理されてる方に、営利目的で無ければという条件で許託を頂いて描いていますが、それが終了したら、この高橋和巳の「邪宗門」に挑戦してみたいと考え、少しずつネームを作っていました。 しかし第一部中盤あたり…

サザンオールスターズ「葡萄」

サザンのアルバムを購入して初めて聴く時は、必ず感動と満腹感、多幸感にひたれるのですが、このアルバムの初聴きは、何の感慨も湧いてこなくて、自分でも驚きました。作品自体を良くないと思ったわけではなく、むしろ完璧だと思ったのですが、なぜか不感症…

サザンオールスターズ「キラーストリート」

「Kamakura」に次ぐサザンオールスターズのオリジナル2枚組アルバム。2枚のディスクどちらにも15曲収録されて全30曲!(Kamakuraは20曲) 初めてこのアルバムを聴いた時の印象。DISC1はどれも素晴らしい楽曲で夢のような小一時間が過ぎて行った。引き続きDISC…

サザンオールスターズ「世に万葉の花が咲くなり」

少し前にヤフーかグーグルの記事で「あなたが一番好きなサザンのアルバムを投票」みたいな企画があって、堂々の1位は85年にリリースされた2枚組「Kamakura」でした。自分は「ステレオ太陽族」に投票しましたが、一番よく聞いたサザンのアルバムはど…

ユーリズミックス( Eurythmics )

私が洋楽アーティストで最初にハマったのがイギリスの男女ユニットのユーリズミックスでした。きっかけは小林克也さんの「ベストヒットUSA」で「 Here Comes the Rain Again 」のミュージックビデオを観て、その幻想的な映像と、不思議な雰囲気の楽曲に魅…

夏目漱石「門」のコミカライズ

今現在、私は角川書店から出版されていた小説版「幻魔大戦」の漫画化を、著作権を管理しておられるウルフガイドットコム様から、営利目的でなければという条件で許諾して頂き、それをKindleインディーズマンガやpixivで「extra幻魔大戦」というタイトルで無…

「稲村ジェーン」の台本

限定版ブルーレイBOXの特典として収録された復刻版台本。これを元に映画「稲村ジェーン」の後半がなぜ、多くの人が「訳が分からん」という感想になっていったのか、推察してみます。(この説明自体、訳が分からんものになってしまうかもしれません…) ここ…

アース・ウィンド・アンド・ファイアー

もう個人的にネタ切れなので、ずっと更新しませんでしたが、気ままな雑記文的なものなら書けない事もないかと考えまして、ここから先は私の個人的なEarthとの出会についてだらだら書いてみます。 私が中学生の頃、ダイアモンド社から刊行されていた「FMステ…

平井和正 「 幻魔大戦deepトルテック 」補足 “無限”と“外来装置”

「幻魔大戦」に登場する悪の象徴である“幻魔”宇宙の根元悪で、人間の心に本来無かったはずの邪悪な感情を植え付けてくる存在の“幻魔”は、トルテックでは“外来装置”という名前に置き換えられています。その外来装置の暗躍を阻止し、“無限”の力を迎え入れる為…

平井和正 「 幻魔大戦deepトルテック 」

平井和正先生の大スペクタクルSF長編小説「幻魔大戦」が完結していた!しかし、 Amazonのレビューを読んでみると微妙…それにお値段も…という事で長らくスルーしていました。それが引越し先の図書館の蔵書で発見。全3冊を読了しました。 うーん、悪くはな…

「稲村ジェーン」

追記 (2021年4月22日) 祝!ブルーレイ&DVD化決定 「稲村ジェーン」通常版(Blu-ray) 発売日: 2021/06/25 メディア: Blu-ray 通常版 「稲村ジェーン」完全生産限定版(30周年コンプリートエディション) Blu-ray BOX 発売日: 2021/06/25 メディア: Blu-ray こち…

幻のイデオン

「伝説巨神イデオン」については思い入れが強過ぎて、いくらでも長々と書いてしまいそうで、特にこのご時世ですと、コロナウイルスはイデによる、人類が善き生命体であるかどうかの試し、であるとかついつい妄想してしまいます。 ネットで検索してヒットした…

ガンダムとドリカム

ガンダムの主題歌をドリカムが歌うというまさかのコラボが実現して、今現在、劇場版『Gのレコンギスタ』で使用されているそうです。 カッコいいファンク&ディスコ。でも不思議とガンダムの世界に違和感なく溶け込みそう。 DREAMS COME TRUE - 「G」 この『G…

サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019 “キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!" だと!? ふざけるな!!

サザンオールスターズが今年3月から行った40周年記念ライブツアー。経済的な事情で会場へは行けませんでしたが、今回ようやくブルーレイでその公演を観る事が出来、ボーナスディスクも含めて幸福な時間を過ごさせて頂きました。 とはいえ、眼精疲労による不…

水村美苗 「続 明暗」

(Amazonのアフィリエイトに2度目の申請をしましたが脚下されてしまいました。諦めて、今後はなるべく楽天アフィリエイトを添付しようと思います。これで多少なりとも楽天ポイントが溜まればうれしいのですが) 今回紹介するのは、水村美苗さんの「続 明暗」…

宮部みゆき「模倣犯」

雫井作品に出会う前は、宮部みゆきさんにハマってました。更にその前は松本清張作品に一時期ハマってたのですが、どの作品も結末が淡泊で、もう少し余韻に浸らせてくれーという不満がありまして、丁度その頃、古本屋で分厚い文庫本「理由」を手に取り、これ…

増田みず子「隅田川小景」

増田みず子さんは好きな作家さんなのですが、内容はあまり覚えていない。ストーリーというか、文章から漂う雰囲気とか、作者が投影されている主人公が、物凄く自分の中にすーっと入ってくる。私にとって、増田みず子の"私"が、村上春樹の"僕″みたいな存在の…

雫井脩介先生「望み」

最近は老眼やらドライアイやら眼精疲労やらで、長時間目を酷使出来なくなりまして、一番きついのは本の活字を追う作業でして、その為、あまり読書をしなくなりました。 久しぶりに手に取ったのが雫井脩介先生の最近の作の「望み」でして、相変わらず簡潔で読…

斉藤由貴「恋する女たち」

今まで監督名の次に作品タイトルでブログを書いてきましたが、今回は主演女優の名前を持ってきました。 1985年の東宝の正月映画「雪の断章」で気になりだした斉藤由貴。翌年の86年の正月は大森一樹監督による「恋する女たち」が公開されました。パンフレット…

市川準監督『BU・SU』

私はサザンオールスターズのファンでして、87年当時、原由子さんがリリースした「あじさいのうた」という曲が好きで、その曲が主題歌になっているという理由で、今は無き歌舞伎町の映画街でこの映画『BU・SU』を観ました。 東京の映画館で最初に観たのが相米…

相米慎二監督「雪の断章 -情熱-」

追記 2021年6月19日 8月にブルーレイ出るのですね。東宝さんもっと宣伝お願いします。 tower.jp 雪の断章-情熱- [Blu-ray] 斉藤由貴 Amazon ブルーレイには斉藤由貴さんのインタビューやメイキングが付くそうです。 雪の断章-情熱-<東宝DVD名作セレクション>…

相米慎二監督「台風クラブ」

1985年、第1回東京国際映画祭のヤングシネマ部門で大賞を取った相米慎二監督の「台風クラブ」受賞効果でこの作品は浜松でも上映されました。 私は相米監督の名前を知らなければ、代表作で超有名な「セーラー服と機関銃」も未見でした。何の予備知識もなく、…

天才監督木下惠介

仕事を探して大阪に住んでいた頃、図書館で一冊の本に出会いました。「天才監督木下惠介」ここに出てくる映画監督、木下惠介(きのしたけいすけ)は私の地元静岡県浜松市の出身です。私はこの人の事を全然知りませんでした。 新編天才監督木下惠介 作者: 長…

この後

この後、安達哲、土田世紀、先生についてレビューを書く予定でいました。 安達先生の「キラキラ!」を読んで、自分の今までの人生の薄っぺらさ、盲目さを突き付けられたような気がしました。 最終回、ヒロインが主人公に言う「神様と私、どっちを信じる?」…

いわしげ孝先生

日本の学校や教育の在り方に違和感を感じている主人公の柴田ハルとその友人達は、テレビの討論番組に生出演し、各界の識者やタレント達と議論を戦わせる、というのがビッグコミックスピリッツに連載されたいわしげ孝先生の「ジパング少年」前半の大きな山場…

吉田窓先生

80年代後半の少年チャンピオンに登場した吉田窓先生。立原あゆみ先生のアシスタントだったそうで、少年漫画と少女漫画のハイブリッドのような清潔感のある絵柄で、チャンピオン伝統のヤンキーマンガを描き、それが新鮮でした。 「房総暴走族ブラック金魚」「…

狩撫麻礼、中村真理子先生

90年代初頭のビッグコミックスピリッツはかなり尖がった漫画週刊誌で、時代の価値観をコミックで変えたり動かそうとしているかのような、野心と活気、冒険心に満ち溢れていました。その中で、バブル景気で浮かれた世の中の風潮に流されないぜ!みたいな作品…

小野新二先生

「愛と誠」などを描かれた劇画作家なかやす巧先生系統の絵柄でありながら、みやたけし先生やあだち充先生の描く女性キャラに魅了されていた当時、小野先生の描くロングヘア―の女性キャラはそれに優るとも劣らぬ魅力がありました。 その女性キャラはいずれも…

六田登先生「RETURN」「シネマ」など

「ヤングマン」終了後も六田先生はいろんな雑誌で精力的に連載され、その中で特に好きだった作品をいくつか。 「RETURN」漫画アクションで連載された自転車レース物で、結構面白かった記憶がありますが、すぐ終わってしまいました。主人公の口癖が「前…

六田登先生「ヤングマン」

「F-エフ-」連載中、六田先生は並行してバイクレース物の「TWIN」SF物の「バロン」昭和の時代の流れと並行して殺人鬼の生涯を描く「ICHIGO」等々を並行して連載してました。立ち読みだと内容を把握するのが難しかったので、読んだり読まなかった…