この後、安達哲、土田世紀、先生についてレビューを書く予定でいました。
安達先生の「キラキラ!」を読んで、自分の今までの人生の薄っぺらさ、盲目さを突き付けられたような気がしました。
最終回、ヒロインが主人公に言う「神様と私、どっちを信じる?」には、
作品自体が神がかっていて、その感性の鋭さに圧倒されました。
土田先生の「俺節」を読んで、作者とキャラクター達の存在感の重みに叩きのめされたような気がしました。
この人と自分では精液の濃さが全く違う!と土田ワールド的な敗北感を感じたりしました。
このお二方は、私が漫画家を目指して出版社へ持ち込みを続けていた頃にデビューされ、
年もほぼ同世代という事で、猛烈な嫉妬と劣等感を抱きながら、その作品を読者として毎週読んでいました。
そういう記憶もあって、なかなかこの両者について事細かに書くのは辛くなってしまい、コンパクトにまとめさせて頂きました。