edamamesakuraの部屋

趣味で描いてる漫画や、好きな作家さんについて書いています。

みやたけし先生 「ブンの青シュン!」

みや先生の週刊少年ジャンプでの連載第2弾が「ブンの青シュン!」
今度は野球マンガです。「GO☆シュート」の場合、主人公の家族構成とかはっきりしてなかったのですが、
今回は父親と息子が大の野球馬鹿で、それを支える八百屋の肝っ玉母さん、という構成です。

いろいろ印象的なギミックが満載のこの漫画、まずは王貞治選手が実名で登場し、主人公たちのストーリーに
密接にからんでいく(承諾得ていたんでしょうか?)
主人公の文部瞬(ぶんぶしゅん)の、投げるボールはスピードガンで計測すると初速と終速がほとんど変わらないという
奇蹟のボール(そのわりによく打たれた印象ですが)
そして彼は心臓に病をかかえていて、父親は同じ病気で他界。
父親の墓は妙に四角いデザインで、何かと思えば主人公のブンがそこへ野球ボールを投げつけて叫ぶ。
「この墓はストライクゾーンなんだ!」
死んだ後も息子とキャッチボール出来るように…父親の思いに泣けます。

前半が小学生編で後半が中学生編。自分は中学生になってからの方がハマりました。
前作のように恋愛やコメディ要素が増えてきて楽しかったです。

最後は途中打ち切りのような終わりなんですが、
先週までのほのぼのラブコメから一転、
主人公が自分の人生の残り時間が少ないのを自覚しての悲壮な決意。印象に残るラストでした。

ブンの青シュン!(1)

ブンの青シュン!(1)