少年サンデーに移籍しての第１弾が「はしれ走」
小学生の主人公、山下走（かける）が砂浜に線を引いてサッカーチームを始めます。
気が弱くて引っ込み思案の彼が、サッカーを通じて成長し、男の子から男へと変わっていく姿を丁寧に描いています。
途中までは非常にクオリティの高い名作で、みや先生の代表作といえると思います。
後半、ライバルである高句陽一郎の神格化がエスカレートして、どうなの？という気分になり、
最後の方で、みや先生は主人公を勝利させる事を極度に避ける性質がある事にようやく気付きます。
これは先生のポリシーなのか？
「はしれ走」は連載終了後、高校生になったその後を描く「ストライカー列伝」というのが、
増刊少年サンデーで始まりますが、愛すべきキャラクター達がみんな学校バラバラになってしまい、
試合で対戦するという展開に馴染めなかったです。
その後、サンデーではテニスを題材にした「はるかなビシ」が始まります。
主人公は二人の兄弟なんですが、
兄貴が俺様キャラで嫌な奴で、これはあまり好きでなかった…
あだ名も、ボールがビシという音をたてるからビシとうのも、言いづらくてどうも…
